オペ室看護師あるある

オペ室から病棟へ移った看護師が感じた、5つの大変だった事

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こんにちは、オペ室が大嫌いなライターのレナです。

オペ室って閉鎖的で、病棟の看護師さんからは

絶対行きたくない

とか

あんなの看護じゃない

なんて、たまに言われてしまいます。

私自身両方勤務していた身ですが、病棟勤務の方がキャリアとしては長く、どちらかといえば病棟サイドの人間。

オペ室で働いている間も、必死に「オペ室での看護とは何か」を考え、見つけようと日々奮闘していたものです。

そんな私も

やっぱり病棟に戻りたい

と、ついに病院を転職。

晴れて病棟看護師に舞い戻ったのです。

夢に見ていた病棟勤務。新しい病院。

期待に胸膨らませ、気持ちを新たにやる気に満ち溢れていました。

しかし、現実はそう甘くはありませんでした

いざ久しぶりの病棟勤務。

退院支援、褥瘡ケア、術後の観察…?経腸栄養?はて?

病棟のブランクが大きかった私はわからないことだらけで、オペ室から病棟へ移る事の厳しさを痛感しました

今日は私が感じた、最も大変だった事を5つお話してみます。

なす子
5つもあるんか〜苦労してるな〜

 

1、1人でこなさなければならないマルチタスク

オペ室は1つのオペに対し患者は1人

まぁその人のことだけを精一杯考えていればいい訳です。

しかし病棟は入院患者が10人、15人…看護師1人あたりの受け持ちが、オペ室の時と比べても多いわけです。

特に夜勤は地獄。ただでさえ看護師も少ないのに容赦ないコール、バイタル測定、排泄介助などなど。

オペ室から移動した私からすれば、病棟看護師の口癖はこれです(笑)。

うざい先輩
優先順位をつけなさい!

それくらいマルチタスクをこなさなければならない、という事なのでしょう。

その通りなんですけどね。頭ではわかっているんですけどね…。目の前のことに必死になってしまうんです。

困ってる患者に「後でくるね」なんてたやすく言えないんです。

どうしたら効率よく回れるのか、模索していました。

なす子
やる事増えるよね、単純に

 

2、慣れない褥瘡処置

医療材料の発展や数々の研究により日々変化する看護。

その中でも褥瘡の処置は目まぐるしく変化しています。

エビデンスも変わって行くため、オペ室から来たばかりの私からすると、何が正しいのやらよくわかりませんでした。

褥瘡を見つけてしまった時や、入院患者に既に褥瘡があった時には「センパーイ」といつも人に助けを求めてしまう始末。

助けを求めたセンパイからは

うざい先輩
この傷には何貼るの?いつ交換?創処置のポイントは?この薬の薬効は?

と、聞かれてしまいました。

患者さんによって褥瘡の部位や深さは違います。また使用する薬も違います。

患者さんにとって最適な褥瘡処置を考え遂行していくことは、とても難しい事です。そして時代と共に必要な知識も変化しますから、これからも勉強が必要ですね。

なす子
褥瘡とかオペ室だとほとんどノータッチだよね

 

3、患者背景を考慮した退院支援

今の日本は高齢化社会となり、病院に入院する患者さんは高齢者が大半を占めるのが現状。

そんな高齢者の患者さんも、退院すれば元の社会生活に戻らなければなりません。

入院したその日から早期に退院支援を行なっていくことは、退院した後の社会生活を考えると、とても重要です。

しかし手術室にいれば「周術期がいかにスムーズに進むか」を第1に考えて看護しますよね。

確かに、手術が無事に終えられるよう看護することは、円滑な治療・退院に向けて看護師が行う大きな仕事の1つ。退院支援の大きな役割の1つです。

しかし、オペ室では所詮その程度あくまで手術に対するコミットによって、間接的にしか患者さんの退院に向けて関わる事はできません。

一方、病棟ではやることがたくさん!

お局様
さあ退院支援、プライマリーは何をするの?
お局様
この人に必要な支援は?

様々な法律や制度、助成金など国の作ったシステムに則って、患者さんにとって最も良い道を作り上げる必要があります。

でもオペ室から移動しては、介護保険制度、社会施設どんなものがあるかさっぱりですよね。

毎週の退院支援カンファレンス。苦労しました…。

憂鬱でした…。

なす子
社会制度の知識が必要なのかー、大変だ
ナス神様
専門の他職種とうまく連携しましょう

 

4、とにかくやる事が多い日常生活援助

オペ室で行う日常生活援助といえば、オペ終了後のオムツ着用、病衣の着脱…くらいでしょうか。

もちろん手術の前は清潔にしてくることが第一なので、オペ室で清拭なんてやりません。

オペ前は基本絶食なわけですから、食事介助なんてやりませんよね。でも病棟に行けば毎日と言っていいほど行う業務。

清拭のやり方ってどうだっけ?

とか

誤嚥したらどうしよう…

と、病棟に戻ったばかりの頃は、不安でいっぱいでした。

病棟勤務の看護師からしたら日常にやることでも、手術室から移動した看護師にとっては、やる事1つ1つがどきどきです。

まぁ慣れればこっちのもんですが!

最初のうちは教科書や参考書を引っ張り出し、学生時代の学びを思い出しながらやっていたものです。

 

5、患者・家族との長期にわたる関係

手術室では、局所麻酔の手術を除いて、患者さんは全員麻酔で眠ってしまいます。

極端な事を言えば、自分が担当した患者さんの術後訪問に行っても、自分のことを覚えてない事も。そんな虚しさをひしひしと感じながら仕事していたものです。

しかし病棟勤務となれば、患者さん・家族はとても身近なものになります。

具体的には

  1. IC(インフォームドコンセント)の同席
  2. パンフレット指導
  3. 家族からのちょっとした質疑応答
  4. 不安な気持ちを抑えきれない患者さんとの会話

など。

シビアな場面に遭遇することも多々あります。

手術室はその場かぎりの関係ですが、病棟は出勤すれば昨日いた患者さんがいるわけで、経過の長い方であればずっと関わっていかなければなりません。

長く患者さんやその家族と関わり続けるという事も、看護の醍醐味でありながら、なかなか慣れずに大変さを感じていました。

なす子
オペ室の「その日だけの関わり」とは違うよね
ナス神様
より人間性が問われると言えます

 

看護師としての自分に適した職場で働こう

さて、オペ室から病棟へ移った看護師が感じた大変だったこと5つを挙げてみました。

これを読むと

やっぱり私はオペ室看護師のままでいいわ

とか

やっぱり病棟なんて無理

といった思いを抱いてしまうかもしれません。

でも心のどこかで

オペ室だけの看護師で終わりたくない、看護師としてのスキルアップをしたい

そう思う自分もいるのではないでしょうか。

私はオペ室を出て病棟で勤務出来たこと、大きかったと思います。

もちろん始めは不慣れなことが多く、何度も心が折れました。

ましてや新しい病院、スタッフ。正直、相当苦労しました。

でもこうして今看護師としても自分に自信が持てる自分がいます

それはこれまでの経験があったから。看護師として様々な職場で経験を積むことも、悪くないもんですよ。

看護師は働ける場所がたくさんあります。

急性期の病院が全てではありません。老人施設、訪問看護、いくらだってあります。

その辺りは転職支援会社に相談し、自分の希望に沿った良い職場を見つけてもらいましょう

看護師の転職会社のオススメはどれ?

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